てんかんの治療薬ラメズ

ラメズが効かない場合は

ラメズといった抗てんかん薬は、てんかんによる発作を抑制する効果があります。
てんかん患者の70%は薬の服用で発作が突発的に起こることはありませんが、ラメズを飲んでも発作をコントロールできない人もいます。

ラメズにもう一つ抗てんかん薬を加えて治療しますが、それでも発作を抑制できないものを薬剤抵抗性てんかんと呼び、てんかん患者の30%がこれに該当します。
特に子供は抗てんかん薬を色々と試すうちに発作によって脳の機能が低下する可能性があるので、手術をして治療します。
手術では発作を起こす脳領域やその周囲を切除します。

手術室また発作の時の脳波が拡大するのを防ぐために、左右の大脳の橋渡しを行っている脳梁を切断する緩和手術を行う場合もあります。
側頭葉てんかんの場合は手術によって発作が消えることが多く、それ以外では効果は50%以下と厳しいです。
側頭葉てんかんは発作さえなければ健康な人と同じように充実した社会生活を送れることがほとんどなので、ラメズによる治療よりも回復しやすいです。
また、これは思春期を過ぎてから症状が重くなり、精神状態にも悪影響を与えるので大きな後遺症も残らないため手術が選ばれます。
手術では皮膚を切開するために髪の毛を1cm角に短く切りますが、それ以外は断髪しないで手術翌日から洗髪も可能なので、見た目の変化はありません。

ラメズや他の抗てんかん薬が効かなくて、外科手術も後遺症の問題などで行えない時は迷走神経刺激療法をします。
頚部の迷走神経を間欠的に刺激すると、あらゆる種類の発作を抑制することがあります。
50%以上の患者が効果を実感し、治療によって悪化することはないので試す患者が多いです。